秘密法案の通過

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つぶやき

 昨日の午後、秘密法案が参院委員会で強行可決された。正直、違憲状態の判決が出ている選挙で生まれたこの内閣がはたしてこのような将来の民主主義に危険をおぼよすようなことを決めていいのだろうかとぼくは疑っている。もちろん自分の信じる道を進む権利はだれにでもある。とうぜん安倍晋三氏にもあるのだから法案を提出することに文句を言うつもりは毛頭ない。ただし民主主義国家の選ばれた政治家なのだから、違憲状態ならばこれを機に一度解散をして民意に訴え再度選ばれてから堂々と秘密法案を採決すべきではなかっただろうかとおもう。違憲状態を解消する大きなチャンスにもなり、そのことを安倍内閣の一番の仕事にすれば、安倍氏のこの法案に掛ける決意が国民にもより深く伝わったのではないだろうか。さらに安倍氏は尊敬され後世に語り継がれる政治家にもなったことだろう。安倍氏は政治家として最高の名誉を得るチャンスを失ったのだ。そればかりか今回の強行採決をみると安倍氏は口では日本は民主主義国家と唱えながらも自分は民主主義者ではないという不名誉なレッテルを自ら貼ったとしか思わざる得ない。まさか、安倍個人主義、安倍一族中心主義、もしくは自民党中心主義みたいなものでなければよいのだが......。とにもかくにもこのことは二度と騙されないためにも忘れてはいけないことだとおもう。


 ところで前回の違憲状態選挙のときに気になっていたものがある。自民党のポスターだ。最近の傾向なのだろう、どこの党も党首の顔写真とともに一言メッセージ(キャッチコピー)をドーンとのせる、いかにも広告マンが考えそうなあれだ。おもえばマドンナブームといわれた社会党の土井たか子女史のポスター、このときは制作した広告屋がご丁寧にテレビに出演して自らの業績を誇っていたが、あのポスターが始まりだったかもしれないと記憶している。それはそれまでの金欠のモノクロ印刷とは違う意味合いのファッショナブルなモノクロポスターだった。たしかにかっこ良くは見えたが、はたして政治の世界にこんな薄っぺらいファッショナブルなポスターが必要なのか甚だ疑問におもっていた。ちなみにその後の党首ポスターには逆光気味のライトでいかにも光が当たって明るい将来をイメージさせるようなポスターが多く見られるようになる。どうもぼくには演出が強すぎてあまりいい感じがしない。

 話を戻して、前回選挙のときに、安倍氏の顔写真とともに「にほんをとりもどす」の一言メッセージを掲げた自民党のポスターをどこへいっても見かけた。地方へ行けば選挙後もしばらく色が褪せ角が捲れた状態で何やら意味深げな感じがするものも見た。このポスターで気になったのは顔写真ではない。メッセージに主語がないことはまだわかる。自民党のポスターであるわけだから安倍政権が取り戻しますよといっていることは明快である。誰でも正確に理解出来よう。問題なのは何から誰の元に取り戻すのかが不明なことで、行き過ぎた社会に日本の古き伝統を取り戻すともおもえるし(古き伝統を明治以降の軍国主義時代と捉えればこれはこれで恐ろしいが)、TPPなど何か得体の知れない外国の圧力から取り戻すとも読める。力を増大させる官僚機構から国民のもとに主権を取り戻しましょうと言っているようにも読める。がそこには実際はなにも書かれていないわけで、天の邪鬼のぼくはポスターを見かけるたびに一体誰が誰のために取り戻すのか気になっていた。結論。今回の一件でどうも答えは私(安倍晋三氏)の元にであり自民党の元に日本を取り戻すだったことがわかった。ようやく疑問は解けたが、その答えは酷く残念である。どうか悪い運用がされないことを望むし、悪い運用を考える人には権力の中枢から去っていただきたいものだ。


#直近で一番恐ろしいのは原発に関わること。いままで都合が悪いことは隠してきた対応を見ても必ず起こりうるとおもう。

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